ゴムの接着加工

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ゴムに接着行程を経ることで、さらに多様な需要にお応えできます。
ゴムとの接合物として、スポンジ、樹脂、金属、コンクリート、木などを使用した加工例をご紹介します。

近年、金属(鉄、SUS、アルミ、銅、鉛)の部品にもゴムを接着加工することが増えています。
当社には金属加工部(旧 日亜工機株式会社)が併設されており、外注による横持ち運賃もかからずに、
研究開発的仕事もスムーズに行うことが可能です。

搬送ダクト内ライニング処理

家畜飼料をサイロに搬送するダクト内部のライニングです。
素材はゴムシートと超高分子量ポリエチレンを一体化した複合材料(Z1ライナー)でポリエチレンの耐摩耗性・耐衝撃性・自己潤滑性・非粘着性等を利用しゴムシートは接着性能の向上を目的としたものです。
ダクト本体の鉄とゴムの面を接着するため、鉄面はすべてサンドブラスト処理してあります。

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2014年10月 ゴルフ場のゴルフボール回収溝のゴム内張り

施工前

耐候性の良いクロロプレン(CR)ゴム3mm、110㎡を使用したゴルフ場屋外での現場作業です。
ゴルフ場終了後、球の収集作業を軽減するため、コンクリート溝に水を流し込み、流圧を利用して球を一気に集めるというものです。
ゴムの部材合わせや接着加工に金物製作・取付までと金属加工部とゴム加工部の合同作業です。

施工後

ゴムチップマットの貼付け

ゴムチップマットを札幌刑務所屋内の廊下と階段に貼付け加工をしました。
貼り付け方法は接着が主体ですが、当社独自の工夫によるものです。
切欠きなども数カ所入り、少々見栄えを強調した一例です。
靴の汚れと緩衝を目的とし、ゴムチップマットは厚さ5mm、サイズは1m×5mで総面積は110㎡の施工となりました。

消火栓保護カバー貼付け

余市町の養護学校における消火栓に保護カバーの貼付けをする作業例です。
生徒たちがケガをしないようにクッション性を持たせたスポンジを使用。
その表面がボソボソにならないよう、白ゴムで覆うように技有加工を施しました。
CRスポンジと2mm厚の白ゴムを複合材としたシートを消化栓ボックス全面に貼ります。
極力つなぎ目を少なくする工夫を伴った現場施工です。

ウレタン発泡体の張替え作業

ガラス洗浄ラインの機械内の防音材張り替え作業です。
作業中の音の緩衝と商品に傷がつかないように、考慮された施工例です。
ウレタン発泡体は波形加工したプロファイルF2を使用。
波山サイズは30mm、50mm、大きさ1m×2m。
厚物スポンジのカット加工には、当社設備機械のバーチカルが大活躍です。

橋梁用伸縮ジョイント

メーカーとの共同開発で試行錯誤を繰り返しできた製品です。
橋梁用伸縮ジョイントには多種多様なものがあり、その性能には伸縮性、耐久性、止水性、走行性、耐環境性などが求められます。
この伸縮ジョイントにはそれらを補完するゴムの接着性能が大きな役割を果たしています。
必要なところには加硫接着を使用し、接着剤の劣化による ひび割れを軽減しています。

配管用特殊部材

お客様との共同開発で製作したもので、試行錯誤を繰り返した成果です。
空気圧をかけてもエアー漏れがみられない風船のようですが、実は板ゴムを特殊接着して叶えられた駆使した一品です。

ゴムスポンジと人工芝の複合接着

シミュレーションゴルフ施設においてショットしたボールの反発を抑える為に人工芝の下に衝撃吸収性のあるゴムスポンジを貼り付けました。
面積が大きく施工は大変でしたがボールの反発を軽減することが出来ました。

ゴムとゴムの接着

厚さ15mm のゴム板を下図のように削り、その部分に接着剤を塗布し、コの字のチャンネルを作ります。
押出成形が理想ですが、少量ではこのような加工法が安く早く仕上げる最良の方法です。

幅が一定のゴムシートを横接ぎや長さ接ぎをして理想のサイズに合わせることが可能です。
この時、スライス接着(斜め切断)で断面を広く接着しジョイントを行うので、強力な接着ができます。
(下図は、PXシートを馬房に使用する例です。)

粘着テープ貼り加工

ゴムシートやゴム板、プラスチックなどに粘着やテープ貼り加工も致します。

ご紹介させていただいた施工はほんの一例です。